本を読むことは良いことだ、というイメージを持つ人は多いかと思いますが、具体的にどんなメリットがあるのかを考えたことはあまりないかもしれません。
今回は、読書のメリットとともに、意外なデメリットについて対策を合わせて紹介していきます。
また、本の良さを知って「読書を始めたい!」という人のために、無料で読書ができる方法を『紙の本』と『電子書籍』に分けてまとめてみました。
『紙の本』と『電子書籍』、お好みの方を参考にしてみてください。
読書のメリット
まずは、本を読むことのメリットを紹介していきます。
知識が増える
本を読み進めていくためには、並んでいる文字を理解する必要があるので、漢字の読み方や日常ではあまり使わない言い回しなどの知識を得ることができるというメリットがあります。
また、ビジネス書であれば仕事をしていく上で有効な知識を得られるといったように、自分の『学びたい』もしくは『興味がある』内容の本を読むことで専門的な知識をつけることも可能です。
知識を得るだけなら、YouTubeをはじめとしたSNSやWeb記事といった手段もありますが、出版社を通している書籍であれば基本的にチェックがされているため、比較的安心して知識を得ることができます。
正しい知識をつけることができれば、SNSの情報を鵜呑みにしてしまったり、惑わされることも少なくなるでしょう。
コミュニケーション力が上がる
本を読むことのメリットとして、コミュニケーション力の向上も考えられます。
読書をして語彙力や文章力がつけば、言葉を巧みに使って、自分の伝えたいことをうまく伝えられるようになります。
また、知識がつくことで話せる話題が増えるので、会話でコミュニケーションをとることが楽だと感じるようになるかもしれません。
色んな人が書いた本を読み、より多くの考え方を取り込むことで、視野が広がり、相手の感情や考え方を受け入れやすくなるという点でもコミュニケーション向上に繋がります。
ストレス解消になる
読書には、ストレス解消というメリットもあります。
イギリス・サセックス大学の研究によれば、6分間の読書がストレスレベルを68%軽減するという結果が出ています。
また、ストレス解消に加えて、自分の好きな本を読むことでリラックス効果も得られるでしょう。
自分にとってグッとくる本を見つけることができれば、涙活の手段としても活用できるのでおすすめです。
読書のデメリット
ここまでは本を読むことのメリットを紹介しましたが、ここからはデメリットについて紹介します。
デメリットを解消するための対策も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
本の購入費用が必要
基本的に、本を読むためには本を購入しないといけないため、お金がかかります。
購入した本によっては「自分の好みに合わなかった。」または「求めていた情報がなかった。」などの理由から、もったいなかったと買ったことを後悔してしまうこともあるでしょう。
いくら前述のようにさまざまなメリットがあるといっても、安い買い物ではないことは間違いありません。
無料で読書ができる方法は、後ほど紹介します。
時間の確保が必要
本を読むには時間が必要であることも、デメリットのひとつです。
毎日忙しいのに、読書のためにまとまった時間を割くのは難しいという人も多いでしょう。
公共交通機関などで移動する時間や待ち時間、夜寝る前の時間などを活用できる人は、1冊を少しずつ読み進めたり、短い時間で手軽に楽しむことのできる短編小説を選んでみることをおすすめします。
とはいえ、自転車または自動車で通勤・通学している人や、子育て・家事などで忙しい人など、時間がない人にとっては、読書タイムを設けて本の内容を理解するという余裕はないかもしれません。
そんな時には、本の内容を効率良く理解するために”本の要約サービス”を活用するのもいいですね。
運動不足や目の疲れ
面白い本を読み始めると止まらなくなってしまうものですが、長時間読書を続けると目の疲れを引き起こしてしまいます。
また、ほとんど体を動かさない読書に多くの時間を割いてしまうと、運動不足にも繋がってしまいます。
目の疲れへの対策としては、こまめに休憩をはさんで目を休ませてあげたり、オーディオブックの活用がおすすめです。
運動不足への対策としては、オーディオブックを活用しながら運動をしてみたり、家であれば歩きながら読書をするのも新鮮でいいかもしれません。
紙本の場合には保管場所が必要
紙の本は、保管する場所が必要になります。
本の数が増えるにつれて、収納スペースの確保や本棚の購入といった問題に頭を悩ませるかもしれません。
「どうしても紙の本がいい!」というこだわりがない場合には、電子書籍を選ぶことで保管場所に悩むことはなくなります。
また、紙の本がいいという人も、読まなくなった本を売りに出すことで最小限の保管場所に留めることができるはずです。
無料で読書を始める方法
何事にもメリットとデメリットはあるという言葉を耳にしたことがある人は多いでしょう。
上記にまとめたように、読書にもメリットとデメリットが共に存在しますが、人によってはデメリットが意外にも気にならなかった、デメリットは気になるけどメリットの方が大きく感じたという人もいるかもしれません。
ここからは、無料で読書を始められる方法を紹介します。
紙の本と電子書籍に分けて紹介するので、それぞれの好みに合わせて試してみてください。
これまであまり本を読む機会がなかった人も、これを機に読書をしてみてはいかがでしょうか。
紙の本を無料で読む方法
ここからは、紙の本を無料で読む方法を2つ紹介していきます。
図書館
図書館で本を借りて読めば、お金をかけることなく読書ができます。
返却するので保管場所を考える必要はありませんし、試し読みが可能なので好きな本が見つけやすく、気軽に読書を始めることができるでしょう。
人気がある本は借りるまでに時間がかかるかもしれませんが、無料で最新作が借りられることは大きなメリットかと思います。
しかし、図書館に足を運ばなければならないので、自宅から図書館が遠い場合やアクセスが悪い場合には少し大変かもしれません。
また、開館時間が決まっているため、 仕事の都合などで開館時間内にゆっくり見る時間がないという人には難しいでしょう。
本屋の本を持ち込めるカフェ
紙の本を無料で読むもう一つの方法は、ブックカフェに行くことです。
ブックカフェでは、購入する前の本をカフェに持ち込んで読むことができます。
カフェなので飲み物代はかかってしまいますが、本の代金はかかりません。
購入しなくても本を読めるので、自分の好みに合わない本を買ってしまったなどの失敗を恐れずに読書を始めることが可能です。
もし時間に余裕があれば、一息つきたい時にブックカフェを選んで、好きな飲み物と共に読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。
電子書籍を無料で読む方法
ここでは、電子書籍を無料で読む方法を2つ紹介します。
お試しで無料キャンペーンをしているサービスを活用する
最近では、初めて登録すると無料でサービスが試せるものもあります。
お試し期間中であれば、無料で電子書籍での読書を体験することができます。
サービスにはそれぞれの特色が見られるので、自分に合ったものを見つけるためにも、色んなサービスを試してみるといいでしょう。
以下の読み放題サービスは初回登録に限り、お試し期間が設けられています。
青空文庫
青空文庫は、著作権が消滅した本や著者が許諾した作品を無料で公開している電子書籍サービスです。
太宰治や宮沢賢治などの文豪と呼ばれる人たちに興味がある人に適しているサービスになっています。
しかし、著作権が消滅した本が多いので、最近出版された本など著作権がある本を読むことはほとんどできない点には注意が必要です。
まとめ
今回は、読書のメリット・デメリットに加え、無料で本を読むための方法を紹介しました。
漠然と「読書はいいこと」だと思っていた人も、具体的にメリットを知ることでより読書意欲が高まったのではないでしょうか。
この記事が、これまで本を読む機会があまりなかった人の、読書を始めるきっかけになれば幸いです。